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Care-Media Labo講演会の感想紹介

 2025年9月19日、都内会場にて、Care-Media Laboの開所を記念した講演会を開催しました。会場とオンラインを合わせ、たくさんの方にご参加いただきました。テーマは「ひらく・つながる・ケアのことば」。学びとケアをめぐる新しい対話のかたちを、研究部門の立ち上げとともに考える機会となりました。
 第一部では、みんなの大学校代表でありCare-Media Labo共同代表の引地が、「わたしたちのケアメディア―共にいるためのコミュニケーション行為―」と題して講演。
 評価を軸にした学びを問い直し、そこから学びの囚われを解き放つようなまなざしを提示しました。
 特別支援学校卒業後に学びが途絶え、大きな居場所を失う我が子を憂い、「問題行動を起こし、子どもの卒業を遅らせようと思う」という保護者様の印象的な話から、ルールを超えて「生きることそのものを学ぶ」というメッセージが伝わり、多くの方が深くうなずいておられました。
 第二部では、主任研究員の大内が「『わかりあう』よりも『ともにいる』―学びと働きの場における共在対話―」をテーマに登壇。発達支援や就労支援の現場での事例を通して、相手の行動の奥にある「語られていない物語」をどう聴くかを語りました。「どうしてそうするの?」と問う前に、見えている世界を共にすること。その姿勢が『共在対話』の核心であると示しました。
 参加者からは「とてもわかりやすく、示唆に富んだ内容だった」「支援の現場で急ぎすぎない関わりを意識したい」「『共在対話』という言葉が自分の実践にもぴったりきた」といった感想が多く寄せられました。
 講演を通して、支援のあり方や学びの形をもう一度見つめ直す時間になったようです。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
 Care-Media Laboは、これからも「ケアのことば」をひらき、つながる場を育てていきます。

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