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ごあいさつ
未来を拓く学びを共に
どんな人にとっても「学び」は、多くの可能性を開いてくれます。新しい何かを知ることで、これまでとは違った世界が見られたり、今までになかった自信につながったり、心が揺さぶられるような感動に打ち震えたり、それは私たちに生きる喜びや楽しさも与えてくれるものです。
この「学び」は誰もが生涯を通じて行われものですが、「学び方」「学びの面白さ」を知るには「学びたい」の気持ちが大切です。それは「勉強したい」である必要はありません。まずは、社会と交わり、何かをつかみたい、という思いも「学びたい」気持ちの1つだと考えます。その「学びたい」から、社会や他者と交わり何かに気付きながら、友達と語らい、一緒に何かに挑戦し、そして失敗を重ねながら、また一つ学んでいくのだと思います。
それは一生懸命学び、挑戦してこそ、美しい「青春時代」となります。
みんなの大学校では、そんな新しい「青春時代」の舞台として、学生とともに成功と失敗を分かち合いながら、一緒に学んでいきたいと考えております。
青春時代の挑戦は、いつの間にか自分を成長させ、自分が進むべき社会を開き、そして開かれる日へとつながっていきます。
みんなの大学校では新しい学びの形を目指し、学生と生徒や教員、スタッフ、地域の人々がともに青春を分かち合い、手を取り合って歩んでいきます。
みなさんが未来を切り開くために、みなさんの未来が拓かれるために。
さあはじめましょう。
学びたいことがたくさんあります
学生委員長の岩村和斗です。
ズームで授業参加しています。支援学校を卒業したあとも勉強をしたくて
みんなの大学校に入りました。
オープンキャンバスなどイベントに参加してたのしんでいます。
やりたいこと学びたいことがたくさんあります。
学生委員長をがんばりますのでどうぞよろしくおねがいします。
わたしがやりたい事は歴史の勉強です。
世界遺産の勉強です。
イタリア、イギリス、日本、エジプトの世界遺産を調べて行きたいと思います。
日本で行ってみたいところは金閣寺と銀閣寺です。
学生委員長 岩村和斗
知識とは、学問とは、自分とは
みんなの大学校の前身であるシャローム大学校で学生委員会、委員長をさせていただいた修了生です。このたびオンラインによるリアルタイム講義が始まるにあたり学校の事、感想など思うところを書かせていただきます。
シャローム大学校は、「学ぶことに支援を必要とする人達に学びの場を」を目的に作られました。様々な事情を抱えた人と、共に学んでいく場です。そのため、かえって自分の辛さや苦手なものを見つめ直すことが出来るのではないでしょうか。
私の場合は、過去の出来事に捕らわれ、歳も40代半ばですがこの学校で学ぶことを決めて、「迷い」から、だんだんと目標、目的が見え始め、今は前を向けてはいるつもりです。過去から抜け出し進み始めることができたのは、やはり「動いてみること」だったような気がします。人と接し、社会と触れ合うことによる様々な気づき。教養を深めることによる視野の広がりがそうさせてくれています。
「自分だけが」、の思いから解放され自由な気持ちになることがまず初めの一歩だったかも知れません。その先の世界は見晴らしの良いものでした。この学校はシェルターである福祉と、社会の中間地点として接点となってくれています。
知識とは、学問とは、自分とは、と思いをめぐらし歩みを進めるのに私には必要な場所として欠かせないものになっています。これからもう一歩、見えるものがクッキリとなるようにと努力をしているところです。
大学校理念
学生の「学びたい」という思いを尊重し、質の高い「大学教育」を提供し、学生の特性を勘案しながら、学びへの自主性を促し、個人の可能性を開くことを教育の基本方針とする。
ウエブでつながる新しいつながりを基本としながら、学生同士がコミュニティを形成し、地域社会と協力しあい、社会の中で的確な役割を果たせるよう研鑽を積み、信頼と実績を重ねていく。
教育方針
学生ひとり一人の特性を受け入れることを前提に、以下の点を留意していく。
- 技能の取得を目指すのではなく、生涯を通じての人格形成を目的とする
- 課程科目の内容は学部の主旨に沿った上で、多様な学習内容から構成する
- 授業及び活動が習得しやすい時間枠で維持する
- ウエブでの利点を最大限に活用し、多くの「学びたい」に対応するよう尽力する
- 訪問型に関しては学生の学びたい意向を汲みながら個別の対応をする
カリキュラムは大学に準じた単位制とし、講義担当や判定者は高等教育機関での教育経験者並びにそれに準ずる者が行うこととする。
教育の特徴
- ウエブでの学習でも双方向性を意識したアクティブラーニングによる深い学びを目指す
- 教員とスタッフ、地域との対話を多用しコミュニケーション能力の向上を実現
- 世の中の仕組みなどを体感できるフィールドワークを多く取り入れ、学びの多様性を実践
- 修了後は就労支援の実績を活かし関係機関と連携し「就職活動支援」を充実させる
様々な学びの形
- ウエブ通学型 定められたカリキュラムに則ってウエブ講義とスクーリングで学ぶ「通学」型で単位を取得し課程の修了を目指します
- 訪問型 重度障害者向けに教育提供者が自宅や医療施設等に訪問して講義や学習を行い、ゆっくりとしたペースで単位を取得し修了を目指します
- 連携型 本大学校と連携する全国各地の支援が必要な方の学びの場を遠隔でつないで共同の講義で交流をしながら学びを発展させていきます
学部・学科
教養学部社会教養学科
人文学系の基本学習を中心に人間が集まる社会における事象についての探求を目指す学科である。
- 基礎課程
-
学習の初期段階として、教養の基礎要素である言語や芸術等について学習し、学び方を知り、自主的な学習を体感していく課程。
- 専門課程
-
基礎課程で得た学習方法を使い、人文学領域での専門的な知識を得ながら、自己の関心を学びへとつなげ、「論文」の形で発表する。
カリキュラム
科目と単位
基礎課程履修科目(2年)
科目区分 | 授業科目 | 1年 単位 |
2年 単位 |
開設 単位 |
必須 単位 |
基礎科目 | 言語と生活Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | 言語と生活Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | 芸術と生活Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | 芸術と生活Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | 科学技術と生活Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | 科学技術と生活Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | 人間と生活Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | 人間と生活Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | 健康と生活 | 2 | 2 | 4 | 4 |
基礎科目 | 情報と生活 | 2 | 2 | 2 | |
演習 | 基礎演習Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
演習 | 基礎演習Ⅱ(課程修了論文) | 4 | 4 | ||
実習1 | オリエンテーションⅠ オリエンテーションⅡ |
2 |
2 |
2 2 |
4 |
実習2 | ボランティア活動Ⅰ(スクーリング) ボランティア活動Ⅱ(スクーリング) |
2 |
2 |
2 2 |
4 |
実習3 | レクレーション実習Ⅰ(スクーリング) レクレーション実習Ⅱ(スクーリング) |
2 |
2 |
2 2 |
4 |
実習4 | フィールドワークⅠ(スクーリング) フィールドワークⅡ(スクーリング) |
2 |
2 |
2 2 |
4 |
合計 | 32 | 30 | 62 | 62 |
専門課程履修科目(2年)
科目区分 | 授業科目 | 1年 単位 |
2年 単位 |
開設 単位 |
必須 単位 |
基礎科目 | 法と社会Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | 法と社会Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | 自然科学史Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | 自然科学史Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | 国際関係論Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | 国際関係論Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | メディア論Ⅰ | 4 | 4 | 8 | |
基礎科目 | メディア論Ⅱ | 4 | 4 | ||
基礎科目 | 政治哲学と倫理 | 2 | 2 | 2 | |
基礎科目 | 宗教学 | 2 | 2 | 2 | |
基礎科目 | 地域社会と文化(国内) | 2 | 2 | 4 | |
基礎科目 | 地域社会と文化(国際) | 2 | 2 | 2 | |
基礎科目 | ビジネスコミュニケーションⅠ | 2 | 2 | 4 | |
基礎科目 | ビジネスコミュニケーションⅡ | 2 | 2 | ||
演習 | 現代教養演習 | 4 | 4 | 8 | |
演習 | 卒業演習(卒業論文) | 4 | 4 | ||
実習1 | プロジェクトⅠ プロジェクトⅡ |
2 2 |
2 2 |
4 4 |
4 |
実習2 | ボランティア活動Ⅰ(スクーリング) ボランティア活動Ⅱ(スクーリング) |
2 2 |
2 2 |
4 4 |
4 |
実習3 | レクレーション実習Ⅰ(スクーリング) レクレーション実習Ⅱ(スクーリング) |
2 |
2 |
2 2 |
4 |
実習4 | フィールドワークⅠ(スクーリング) フィールドワークⅡ(スクーリング) フィールドワークⅢ(スクーリング) |
2 2 2 |
2 2 2 |
2 2 2 |
4 |
合計 | 40 | 44 | 86 | 70 |
みんなの大学校学則
教員紹介
教授
- 名前
-
引地達也
- 役職等及び担当科目
-
みんなの大学校学長
メディア論/コミュニケーションと社会
- 名前
-
内村治
- 役職等及び担当科目
-
元デロイト・トーマツ・アジア統括
国際会計士経済と生活
- 名前
-
山本登志哉
- 役職等及び担当科目
-
発達支援研究所所長、元早稲田大学教授
発達心理学/芸術と社会
- 名前
-
下川和洋
- 役職等及び担当科目
-
NPOケアさぽーと研究所理事
特別ニーズ教育
- 名前
-
アルン・プラカシュ・デゾーサ
- 役職等及び担当科目
-
清泉女子大学非常勤講師・上智短期大学非常勤講師
哲学/国際社会
- 名前
-
佐光紀子
- 役職等及び担当科目
-
翻訳家
言語と社会
- 名前
-
佐藤玄
- 役職等及び担当科目
-
元杏林大学医学部講師
生命と社会
- 名前
-
西田尚司
- 役職等及び担当科目
-
禅の達人ZENTATSU
不安・悩み・ストレス解消の禅・マインドフルネス
プレゼンテーション
伝わる話し方
ストーリーで学ぶフランス語
- 名前
-
渡辺忠温(わたなべ ただはる)
- 役職等及び担当科目
-
北京師範大学発展心理研究所(博士課程修了・教育学博士)
発達支援研究所主席研究員、東京理科大学・青山学院大学非常勤講師
専門領域:発達心理学・教育心理学・文化心理学
著作:「発達障がい児支援がワンランクアップする315の工夫」(合同出版社)「良質な質的研究のための、かなり挑発的でとても実践的な本:有益な問い、効果的なデータ収集と分析、研究で重要なこと」(新曜社:訳書)
- 名前
-
大内雅登(おおうち まさと)
- 役職等及び担当科目
-
LD専門家庭教師S&D講師
(一財)発達支援研究所客員研究員
専門領域:学習支援、当事者視点の療育・支援のあり方、逆SST、多様な背景を持つ人々の共生
所属学会:日本質的心理学会
資格:中学校教員免許(国語)、高校教員免許(国語)
代表的な著作・論文:
大内雅登・山本登志哉・渡辺忠温(2023). 自閉症を語りなおす当事者・支援者・研究者の対話 新曜社.
山本登志哉・渡辺忠温・大内雅登(2023).説明・解釈から調整・共生へ――対話的相互理解実践にむけた自閉症をめぐる現象学・当事者視点の理論的検討 質的心理学研究, 22.62-82.
山本登志哉・渡辺忠温(編著)・「こどもサポート教室」支援員(著)(2022).発達障がい児支援がワンランクアップする315の工夫:児発・放デイの現場で実践されている子ども視点の対応策 合同出版.(分担執筆) ほか
准教授
- 名前
-
大槻一敬
- 役職等及び担当科目
-
季刊つなぐ編集委員
ウエブデザイン
- 名前
-
萩原由佳子
- 役職等及び担当科目
-
健康と生活
グループホーム運営者
スポーツメンタルコーチ
客員教授
- 名前
-
濱野崇
- 役職等及び担当科目
-
ピアノコーラスグループ「サーム」リーダー
芸術と歌/文学
- 名前
-
笹木健吾
- 役職等及び担当科目
-
ピアノコーラスグループ「サーム」ピアニスト
芸術と音楽
- 名前
-
奈月れい
- 役職等及び担当科目
-
歌手
芸術と音楽
研究員
- 名前
-
林真理子
- 役職等及び担当科目
-
ビジネスマナー講師/実践ビジネス概論
みんなの大学校教員倫理綱領
運営組織
運営組織 概要
運営母体 | 一般社団法人みんなの大学校 | |
代表理事 | 引地 達也 | |
設立 | 2020年4月 | |
所在地 | 〒185-0011 東京都国分寺市本多2丁目1番地14 | |
ホームページ | https://minnano-daigaku.net/main | |
info@minnano-daigaku.net |